画像出典:Prtimes.jp
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OMOとは
OMOとは「Online Merge with Offline」の略称で、オンライン・オフラインを融合したマーケティング概念のこと。
よく耳にするO2Oと違う部分として、O2Oはオンラインからオフラインに誘導するものだがOMOはざっくり言うとお客のUXを主軸に考えるマーケティングという事。
近年中国とかだと、OMOの取り組みとして実店舗に設置されている商品のQRコードをスマホで読み取ることで、商品詳細の閲覧や実際に購入をすることができる。またこれらのお客の1つ1つの行動はデータ化されて顧客ID単位に紐づけられているという事だ。
今回の池袋のOMOの例
これらの商品はあくまで商品サンプルとして展示のみされ、QRコードを読み取って購入する。
実際のサイトはMIRUKAUというサービスのようだ。
また、アプリなどのインストールも不要になっている。
サイトを見ると、かなりシンプルな作りになっており、カートに入れたあとは
お客様情報入力 → ご注文手続き → ご注文内容確認 → 完了 となっているが
それぞれの入力項目も極限まで最低限なものに絞られている。
また支払い方法についてもQRコード決済に対応しており、お客が実店舗で商品を見てそのままスマホで注文するときの導線をかなり意識している。
今回、実際にサイトでお届け納期の確認までしてみたが、お届け日の指定はできなかった。今回の商品群であればリードタイムの重要性はそこまで高くないが、今後こういった形態の出店時は取り扱い分類によってはリードタイムの観点でも顧客に受けいられるかの1つの指標になりそうだ。
今後、こういったマーケットは増えていくはず
現状店舗をもっている業態も含めてこのようなマーケティング手法は今後増えていくものと思われる。
利点として坪もディスプレイ用に確保するだけでよく、店舗として在庫を持つための管理コストや物流コストも不要になり、店としては倉庫からお客までのサプライチェーンに集中することができるからだ。
こういったサービスでプラットフォームの覇権ととれればだいぶ強そうな気がした。。